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民主党は社民党並みに落ちぶれたのですか? [国連は守ってくれない]

[教育基本法改正]「政争の具にしてはならない」

現行の教育基本法には問題が多いという認識は、与党も民主党も共通のはずだ。
そうであれば、建設的な論戦を通じて法改正の実現を図るのが筋だろう。にもかかわらず、民主党が審議引き延ばしに出ようとしているのはどうしたことか。
〜中略〜
教育再生へ具体的な措置を講じる上でその理念、指針となるのは、やはり教育基本法だ。その改正を急ぐ必要がある。民主党も教育の現状に対する問題意識を共有するなら、審議の促進に協力し、自らの主張を法改正に反映させる努力をすべきではないか。
〜中略〜
これでは、審議引き延ばしを目的に、形だけ対案を出したことになる。かつての社会党と何も変わらない。
下手に修正協議に応じれば、党内の足並みの乱れをさらけ出すことになる。与党との対決色を強めた方が来夏の参院選にも有利だ——。そんな計算が働いているのだろう。
教育は国家百年の計だ。政争の具にするようでは、選挙に有利どころか、民主党は国民の信頼を失いかねない。

【2006年10月25日 読売新聞】


政権交代は必要でしょう。
サラ金業界など法規制をされると困る団体から金を受け取り法の抜け道を用意したり、官僚の税金無駄遣いや天下りなどを抑えられなくなっているのも、長期政権で自民党内の自浄作用が働かなくなっている事が一因だと思うからです。


菅さんや岡田さんが民主党党首の頃はやけにリベラル色が濃いように感じ、「民主党じゃ国は守れないだろう」と思っていたので民主党を支持する気は全くありませんでしたが、前原さんが党首になり「対案を出して与党と論戦する」といった方向性を打ち出した頃は政策も現実的なものに思え、「これなら政権交代もアリかも」と少し期待を持ってました。(気に入らない部分も多々ありましたが)
でも前原さんや野田さんが失脚した後はこの通り。
選挙対策の為だけに政治を停滞させているように思えてなりません。
もちろん政治家は選挙で勝てなければただの人ですから選挙重視というのも分からないではないですが、ここまで社民党のようなくだらない真似を繰り返すようであれば国民の期待が薄れていくのもしょうがないでしょう。


先日の補選では民主党が全敗しました。
「自民党は創価学会の力で勝てたんだ」とか「共産党が出なければ民主党が勝っていた」などと評論家や左派マスコミからも負け惜しみが聞こえますが、まずは国民の信頼を取り戻す事を考えた方がよろしいかと思います。
最近の数々の小沢発言、北朝鮮の1回目の核実験について「周辺事態認定は無理だ(核実験が成功してからじゃ遅いですよ。もう日本向けのノドンの実験は成功してるんですから)」などを聞くと、「やはり民主党は日本国民を守る気はないのだろうな」と不安になってしまいます。




以前にも当ブログで書きましたが、残念ながら、日本国憲法の前提である前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」というのはとうの昔に崩れ去っていると思います。
北朝鮮だけの事ではありません。
中国は核兵器を保有し、それを数十発、一説には100発以上も日本に向けていると言われています。
そればかりか台湾には800基ものミサイルを突き付け、周辺諸国を侵略し、そのうえ日本の領海をも侵略しようとしています。
韓国は竹島を侵略しているばかりでなく、巡航ミサイルを開発し、東京までも射程圏におさめようとしています。
北朝鮮と統一することになれば、その巡航ミサイルの弾頭に核が使用されるかもしれません。
ロシアは核兵器を保有しているばかりでなく、その強大な軍事力をもって周辺諸国とのイザコザが絶えず、不当に日本から奪った北方領土は返還する気もなく、サハリン2に見られるように、自国の利益のためなら何をしても良いというような風潮さえ感じられます。
アメリカだって今は日本の同盟国などと言っていますが、自国を危険に晒してまで日本を他国の軍事的脅威(特に核兵器)から守るかどうかわかりません。
どこに信頼できる「平和を愛する諸国民の公正と信義」などがあるというのでしょう。
せめて「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する自国民の決意と力をもって、われら及び友好諸国の安全と生存を保持しようと決意した。」くらいの事は言っていただきたいと思います。


憲法改正には少なくとも自民党と民主党の協力は不可欠でしょう。
ただ反対するだけではなく、この先日本国が安全でいられるように現実的な政策を考えて、与野党とも協力できるところは協力していっていただきたいと思います。


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ナカサン

こんばんは。
永田メールで懲りたかと思いましたが、
小澤さんになっても中身は何ら変わってない印象です。
「反対のための反対党では駄目だ!」と身内からも言われていることからすると、
自民党と合流する勢力が出てくるかもしれません。
残りは社民党(旧社会党+民主党)ということでしょうか(笑)
政権奪取なんて「しんじられな~い!」な状態ですね。
by ナカサン (2006-10-27 19:54) 

nina

ナカサンさん、コメントありがとうございます。
民主党から自民党へ合流する勢力が出てきたり、民主党の残党と社民党が合流したり、自民党も思想の違いから割れたりしたら・・・なんて事も考えたりします。
今の民主党には政権奪取なんてして欲しくないですね〜。
1000万人移民構想とかその他色々、国を危うくしそうな考えの方がゴロゴロいらっしゃるようです・・・。
by nina (2006-10-27 23:55) 

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