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中国 空母建造に前向きな姿勢 〜空母が必要って何するつもり? [国連は守ってくれない]

中国 空母建造に前向きな姿勢

これは、中国政府で国防産業を指導する国防科学技術工業委員会の孫来燕副主任が、中国政府の広報機関のインタビューに対して述べたものです。この中で、孫副主任は「中国は海洋大国だ」としたうえで、「自国の造船業界が発展し、空母を建造する能力を備えてきている」と述べました。そして、「空母の建造を真剣に研究し考慮して行く」と述べ、中国として初の空母保有に前向きな姿勢を示しました。アメリカ国防総省がことし5月に発表した報告書は、「中国が空母の保有を想定してロシアから空母艦載機の購入を検討している」として、アメリカ政府の間には中国が2015年までに空母を保有するという見方もあると指摘していました。報告書はさらに、中国がこれまでホテルなどに利用するという名目で旧ソビエト製の空母を3隻購入し、こうした空母から自国で空母を建造する情報を得ているとも指摘していました。中国政府は、軍の中でもとりわけ海軍力の強化を急速に進めており、もし中国が空母を保有することになれば、アジア太平洋地域の安全保障の環境に大きな影響を与えるものとみられます。
【2006年10月27日 NHKニュース】



他国を侵略する意図がなければ空母なんぞ不必要だと思うのですが・・・。
現在、空母を保有している国はアメリカ・ロシアをはじめ数カ国ありますが、私は専守防衛に徹するのであれば空母は無用の長物だと思っております。
アメリカ・イギリス並みの運用ができないのであれば意味がないと思いますし。

中国の空母保有が国威発揚か大国意識を満足させるものであれば、勝手に持たせとけばいいじゃないかとも思いますが、どうやらそうではなさそうなので困ります。
なぜかというと第二次世界大戦後の動きに他国侵略の意図が見えるからです。


1949年   中国がウイグルを侵略
1950年   中国が朝鮮戦争に参戦
1951年   中国がチベットに侵攻し現地民数百万人を虐殺
1959年   中国がインドと国境紛争、カシミール地方の占領
1969年   珍宝島で中国軍がソビエト軍が衝突
1972年   日中国交樹立
1973年   中国軍艦が佐渡島に接近、ミサイル試射
1978年   米中国交樹立
1979年   中国がベトナムを武力侵略。中国が懲罰戦争と表明
1992年   中国が領海法制定により南沙諸島と西沙諸島の領有を宣言
1995年   中国が歴史的にフィリピンが領有してきたミスチーフ環礁を占領
1996年   中国が台湾海峡でミサイル発射し台湾を恫喝
1997年   中国がフィリピンが歴史的に領有してきたスカーボロ環礁に領有権を主張
  同年   中国が日本が固有の領土として主張してきた尖閣諸島の領有を主張
2000年   中国の軍艦が日本列島を一周。中国が尖閣諸島付近で日本の領海内の海底油田調査を敢行
2004年   中国が沖ノ鳥島は岩であり日本の領海とは認めないと主張
  同年   中国の潜水艦が石垣島の日本の領海を侵犯
2005年   中国が反分裂国家法を制定し台湾に対して武力行使を明言
  同年   台湾問題に介入するなら核攻撃を行うとアメリカを恫喝
  同年   アメリカが中国の巨大軍事国家化を指摘
  同年   中国が沖縄の日本帰属に疑問を示し沖縄は歴史的に中国のものと主張
  同年   中国海軍が春暁ガス田付近に軍艦派遣で示威行動
※この年表に間違いがあった場合はお知らせください。修正いたします。


初めは隣り合わせた国への侵略及び国境紛争だったのが、1990年代に入ってからは明らかに海洋権益を得ようと海への武力侵攻に変っています。
フィリピンの場合は在比米軍が引き上げた途端に侵略ですからね・・・。
日本に対してはよくイチャモンをつけてきていますが、自国はどうなのかと。
こういった事を追求できない政治家もどうかと思いますし(前原さんは「中国脅威論」を出した途端に失脚しましたしね・・・もしかして同じ民主党内部に(略))、報道しようとしないマスコミもなんだかなぁ。
国連もアテにならないし。(´д`)




おまけ。

空自緊急発進:06年度上半期は149回
防衛庁は27日、06年度上半期(4〜9月)に、航空自衛隊が他国軍機などに対して149回の緊急発進(スクランブル)を行ったと発表した。前年同期72回だった対ロシア軍機に対する緊急発進が139回と約2倍に増える一方、同30回だった対中国軍機がわずか1回だった。
ロシア軍機への緊急発進の増加について、防衛庁は「国防費を増加し、訓練や情報収集を活発化させているのではないか」と分析。また、中国軍機については、同国が昨年導入した電子情報収集機による基本データの収集活動が終了するなどし、侵入回数が減った可能性があるとみている。
【2006年10月27日 毎日新聞】



ちょっかい出さないでいただきたい。
日本国民は平和に暮らしたいのに。


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コメント 2

ナカサン

>専守防衛に徹するのであれば空母は無用の長物だと思っております。
日本では専守防衛ミサイルを配備するのにも大騒ぎなのに、
「自分の事は棚に上げて・・・」とは正に中国の事をいうのでしょうね。
これに対し、
「戦争への準備だ!」として日の丸・君が代を熱心に反対するプロ市民や思想教師が騒がないのも実に不思議です(笑)
by ナカサン (2006-10-30 14:24) 

nina

ナカサンさん、コメントありがとうございます。
駐日大使のオウキさんなんて、自国の事を棚に上げて日本批判するのはいつもの事ですよね。
まあそれは中国側の方だからしょうがないとしても、日本の平和団体や自称市民団体が騒がないのは不思議ですよね。(笑
アメリカの劣化ウラン弾などには狂ったように抗議するのに、中国やロシアの核兵器は無視のようで・・・。
ソ連崩壊の時に大量のプルトニウムが消えたっていう噂も聞きますが、管理されている劣化ウラン弾よりもどこへ行ったか分からないコッチの方がよほど恐ろしいです。
なぜ騒がないんでしょう・・・。
by nina (2006-11-01 09:12) 

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